2010年上海万博 人気の高かったパビリオン まとめ
2010年上海万博(Expo 2010 Shanghai) は、「より良い都市、より良い生活(Better City, Better Life)」 をテーマに開催され、246の国と地域が参加し、延べ7300万人が来場した史上最大規模の万博 でした。
① 中国館(中国国家館 / 东方之冠)
人気度: ⭐⭐⭐⭐⭐(圧倒的な存在感 & 超長蛇の列)
目玉展示: 「清明上河図の動くデジタル版」
- 万博のシンボル としてデザインされた、伝統的な中国建築(斗拱)をモチーフにした巨大な赤い建物。
- 展示の目玉は、中国の名画『清明上河図』をデジタルアニメーション化 した映像作品。
- 伝統と未来を融合した展示が評価され、最大で6時間待ちの行列ができるほどの人気!
- 万博終了後も撤去されず、そのまま**「中国芸術館」** として現在も上海の名所になっている。
② 日本館
人気度: ⭐⭐⭐⭐⭐(「パープルシェル」と呼ばれた巨大ドーム & ロボット技術)
目玉展示: 「最先端ロボット技術 & 3Dシアター」
- 紫色の巨大な膜構造の外観 から「パープルシェル(紫蚕島)」の愛称で親しまれた。
- ロボットによる未来の生活シミュレーション や、3Dシアターでの未来都市の映像が人気。
- ホンダの「ASIMO」 や 「二足歩行ロボット」 の実演が話題に。
- 環境に配慮した省エネルギー技術の紹介 も高評価を受けた。
- 最長4時間待ち の人気パビリオン。
③ サウジアラビア館
人気度: ⭐⭐⭐⭐⭐(最大の行列 & 360度パノラマシアター)
目玉展示: 「世界最大の360度映像スクリーン」
- 建物全体が 空中に浮かんだ船のようなデザイン で、夜にはライトアップされ幻想的な雰囲気に。
- 内部には 世界最大の360度パノラマ映像シアター を設置し、訪問者が床に座ったまま360度の映像を体験できる 仕組み。
- 没入感のある映像体験が話題になり、1日平均4万人が訪れる大人気パビリオン に。
- 最長9時間待ち となることもあり、「中国館よりも行列が長い」と言われた。
④ イギリス館(Seed Cathedral / シード・カテドラル)
人気度: ⭐⭐⭐⭐⭐(建築デザイン賞受賞 & 未来的デザイン)
目玉展示: 「種の図書館(種子の保存プロジェクト)」
- 6万本のアクリルロッドで覆われた立方体の建築。
- アクリルロッドの先端には各地の植物の種 が埋め込まれており、太陽光を集めて幻想的な輝きを放つ。
- 「未来の種を守る」というコンセプトが評価され、建築デザイン賞を受賞。
- まるで「光るハリネズミ」のようなユニークな見た目で、SNS映えする写真スポットとして大人気に。
⑤ フランス館
人気度: ⭐⭐⭐⭐(フレンチアート & グルメ体験)
目玉展示: 「ルーヴル美術館の名画 & フレンチレストラン」
- 「都市の感性」をテーマに、フランスの芸術・文化・食を体験できる空間 を演出。
- ルーヴル美術館から本物の絵画を展示 し、美術ファンの間で話題に。
- 館内には本格的なフレンチレストラン も併設され、来場者がフランス料理を楽しめる工夫も。
⑥ ドイツ館
人気度: ⭐⭐⭐⭐(インタラクティブ技術 & 体験型展示)
目玉展示: 「エネルギー玉(エナジー・ボール)」
- 「バランスのとれた都市」をテーマに、エコ技術と最先端デザイン を融合した展示。
- 訪問者が協力して動かす巨大なエネルギー玉(エナジー・ボール) のインタラクティブ展示が話題に。
- 来場者参加型の演出で、「最もエンターテイメント性の高いパビリオン」として人気を博した。
⑦ スペイン館
人気度: ⭐⭐⭐⭐(竹細工のような独特の建築 & 巨大赤ちゃんロボット)
目玉展示: 「動く巨大赤ちゃんロボット」
- 竹を編み込んだようなユニークな外観 で、伝統とモダンを融合した建築。
- 実物大の赤ちゃんロボット「ミゲル君」 が登場し、表情を変えたり動いたりする仕掛けが子どもたちに大人気。
まとめ:2010年上海万博で特に話題になったパビリオン
📌 超人気パビリオン(行列が長い & 高評価)
- 中国館(巨大な赤い建築 & デジタル清明上河図)
- 日本館(ロボット技術 & 未来都市)
- サウジアラビア館(360度パノラマ映像)
📌 建築美 & 未来デザイン
- イギリス館(種の保存プロジェクト)
- スペイン館(竹の外観 & 赤ちゃんロボット)
📌 芸術 & 文化体験
- フランス館(ルーヴル美術館の名画)
- ドイツ館(エネルギー玉のインタラクティブ展示)
コメント
コメントを投稿